
FAQ
ドライアイス洗浄の基礎から運用までサポート
よくあるご質問
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コンプレッサーの容量はどれくらい必要ですか?
ドライアイス洗浄機を効果的に使用するためには、100L/min以上のFAD(空気吐出量)が必要です。FADは、実際に吐出される空気の量を示すもので、圧縮空気を使った機械において非常に重要な要素です。
当社のデモ機では、1.3kW出力・27Lタンク容量のコンプレッサーを使用しています。0.4MPaの作動空気圧力で、約3分間の連続運転が可能です。短時間のように感じるかもしれませんが、エンジンルーム全体を清掃するには十分な時間です。
長時間の連続作業が必要な場合は、5kW以上の出力と50L以上のタンク容量を持つコンプレッサーを推奨しています。用途に合わせて最適な機器を選定することが、作業効率と洗浄力を最大化する鍵となります。 -
ドライアイス洗浄機の消費電力はどのくらいですか?
当社のドライアイス洗浄機は電源を必要としません。動力源は圧縮空気のみなので、電力消費がなく、屋外や電源の取れない場所でも使用可能です。これにより、作業環境の制約が少なく、どこでも安定したパフォーマンスを発揮します。
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ドライアイス洗浄機の耐用年数は?
通常の使用状況で、5〜7年が目安です。使用頻度やメンテナンス状況によって変わりますが、定期的なケアを行うことで寿命を延ばすことが可能です。特に、定期的な内部清掃やホース・接続部分のチェックは、機械のパフォーマンス維持に不可欠です。
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使用後の洗浄機のメンテナンス方法は?
洗浄後は、機械の内部を完全に乾燥させることが重要です。ドライアイスが昇華する際に内部に湿気が溜まると、機械の部品が腐食する恐れがあります。特に以下の点に注意してください。
• 使用後は蓋を開けて乾燥
• 定期的にフィルターを掃除し、圧縮空気の流れを確保
• ホースや接続部分に緩みや劣化がないか確認 -
ドライアイスとは何ですか?
ドライアイスは固体化した二酸化炭素(CO2)で、-78.5°Cの温度で昇華します。水分を含まないため、乾燥した環境でも安全に使用でき、非可燃性・非導電性であることから、さまざまな産業分野で利用されています。
日本で製造されているドライアイスの多くは、工場から排出される二酸化炭素を回収・再利用して製造されており、環境に優しいプロセスで生産されています。 -
ドライアイスの保存期間はどれくらいですか?
専用の保冷ボックスを使用することで、5〜7日間の保存が可能です。ただし、ドライアイスは1日あたり約10%の割合で昇華するため、保管方法に工夫が必要です。
• 保冷ボックスの隙間をアルミシートや断熱材で埋める
• 頻繁に開閉しないことで内部温度を安定させる
• 直射日光を避け、涼しい場所に保管する -
良質なドライアイスの見分け方は?
良質なドライアイスは、以下の特徴を持っています。
• 白く、透明感がないもの → 高密度で昇華が遅く、持ちが良い
• 製造後24時間以内のもの → 最も安定した性能を発揮 -
洗浄後の汚れはどこに行きますか?
ドライアイス洗浄は、対象物の表面を瞬時に冷却し、汚れを物理的に剥がして飛散させます。剥がれた汚れは1メートル以内の範囲に落下することが多く、作業後は掃除機やほうきで簡単に清掃可能です。
ドライアイス自体は完全に昇華してしまうため、残留物が一切残りません。ただし、狭い作業スペースでは、パーテーションを用いて飛散を防止することをおすすめします。 -
どれくらいの量のドライアイスが必要ですか?
使用量は汚れの程度や作業内容によって異なりますが、以下が目安です。
• 自動車の車内清掃:2〜8kg
• エンジンルーム洗浄:2〜8kg
• 足回り・ホイール洗浄:2〜10kg -
どんな汚れが落とせますか?
ドライアイス洗浄は以下のような汚れに効果的です。
• 油汚れ、泥汚れ(エンジンや機械部品)
• ブレーキダスト(ホイール周辺)
• 食べこぼしやシミ、ヤニ汚れ、日焼け止めやファンデーション(車内シート)
• 埃やカビ(空調設備内部)
また、ドライアイス洗浄は脱脂効果も高いのが特徴です。 -
どんな汚れは落とすことができませんか?
以下のような汚れは、ドライアイス洗浄では完全に除去することが難しいです。
• 塗装に浸食したウォータースポット
• 重度の錆や腐食
• 表面内部まで浸透している汚れ -
どの素材に使用できますか?
ドライアイス洗浄は、あらゆる素材に対して安全に使用できます。ただし、以下のような素材には注意が必要です。
• レザーシート → 柔らかい素材のため、傷が付く恐れがあります。
• エンジンルーム内の不織布 → 強い圧力で破損する可能性があります。
• ナビ画面の仕様も控えてください。
ただし、アルカンターラのような耐久性のある高級素材には問題なく使用できます。 -
使用時の安全対策は?
ドライアイスは-78.5°Cという極低温のため、直接触れると凍傷を引き起こすリスクがあります。使用中は以下の安全対策を徹底してください。
• 保護手袋とゴーグルの着用が必須
• 作業場所は換気を良くする(二酸化炭素中毒を防ぐため)
• 狭い空間で使用する場合は窓を開けるなどの対策が必要 -
故障時の対応方法は?
• 機械が動作しない場合 → 圧縮空気の供給状態を確認
• 動作が不安定な場合 → ドライアイスの粒径を確認(3mm以外はNG)
• 異音が発生した場合 → 内部に異物が混入していないか確認してください。 -
3mmペレットドライアイスはどこで入手できますか?
当社は、業務用ドライアイス製造会社と提携しており、安定した供給とリーズナブルな価格で提供しています。3mm以外のサイズを使用すると機械の故障の原因となるため、必ず指定サイズのドライアイスをご使用ください。
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ドライアイス洗浄機の購入後のサポートは?
• 初期トレーニング → 導入時の使用方法説明
• 無料の技術サポート → 問題発生時の迅速な対応 -
保証期間はどれくらいですか?
全製品に1年間の保証が付属しています。消耗品を除く部品の修理・交換は無償対応です。